最前線で闘う医療チームにシェフの“おいしい”を届けよう

Smile Food Project – スマイルフードプロジェクト

1月18日(月) ~1月22日(金) のお弁当

(撮影:鈴木泰介)

あおりいかのゲソ 梅干し ミニトマト蒸し
くらげと八朔のマリネ 高農園野菜 四川山椒サラダ
大山鶏 黒胡椒焼
きたあかり クミンスパイス焼き
鶏そぼろ甜麺醤 ほうれん草 煎り卵 ご飯
北海道の帆立貝 白菜煮込み柚子風味

今週のお弁当を担当するのは、青山「慈華」の田村亮介シェフ。過去に幼い息子さんが緊急入院した際、手厚くケアしてくださったという医療機関の方々への感謝の想いが厚く、昨年の第一章に続いての登板です。

焼きもの、蒸しもの、和えもの、炒めもの、煮込み料理など、調理技術の幅広さにおいてはピカイチの中国料理らしいメニュー構成のお弁当。四川料理の名手の田村シェフですが、医療機関の方々へのお弁当ですからスパイシーさはぐんと控えめです。イカゲソやくらげの頭部分なども美味しく料理してフードロスを解消し、サステナブルなシーフード(下記)や有機野菜をしっかり使った、おいしくて地球にも嬉しいお弁当になりました。

新型コロナウイルス感染者数は、高止まりが懸念されています。ICUの満床状態にも、なかなか変化が見えないようです。そんななか、食事の時間のひとときであっても皆さまに安らぎを届けられますように。

(メニュー担当:C-Blueより「慈華(いつか)」田村亮介シェフ

Chefs for the Blueが選んだ
今日のサステナブル・シーフード

北海道ぎょれんの帆立貝 北海道漁業協同組合連合会が、年間水揚げ30~40万トンを誇るホタテガイ漁業でMSC認証を取得したのは2013年。厳しい基準に基づいて審査が行われるこの国際認証は、環境への配慮と水産資源の持続可能な利用を実現した漁業に与えられるもので、欧米諸国ではスタンダードになりつつあります。現在、日本のMSC認証漁業はこの北海道のホタテガイ漁業のほか、宮城と静岡のカツオ・ビンナガ一本釣り漁業、岡山の垂下式牡蠣養殖漁業、そして2020年に新しく加わった気仙沼の大西洋クロマグロ漁業(遠洋はえ縄漁業)の5つのみ。取得のハードルがかなり高いからですが、そのぶん認証の信頼性もお墨付きです。