(撮影:鈴木泰介)
・六本木Bricolage bread & co.のムーパンと
FIPビンチョウマグロのツナサンドウィッチ
・コック・オー・ヴァンの手羽元フリット
・黄ニラ、ほうれん草、舞茸のエチュベ
・富山湾しろえび倶楽部のしろえびと ASC認証ブラックタイガーのポテトサラダ
・豚肉と八朔、ふきのとう、せりのマリネ
・ビーツとカリフォルニアザクロのキャロットラペ
「いつも命がけで治療にあたってくださり、ありがとうございます。職人である僕にできることは料理しかないけれど、微力でもお力になれればとプロジェクトに参加させていただきました。レストランのできたてのお料理とはちがう、『冷めてもおいしい』をどうお届けすればいいのか、僕なりに一生懸命考えました。治療の合間のひとときでも、安らいでいただければ嬉しいです。カンテサンス 岸田周三」
イベントやコラボレーションなどへの参画はほぼ行わず、「カンテサンス」キッチンでのクリエーションに邁進する岸田シェフですが、最前線で闘う医療機関の方々をおいしい料理で応援したい、とSmile Food Projectへの参画を希望。なんと3週間をかけてお弁当メニューの開発を行いました。キッチンから送り出して以降の時間や口の中に入れた時点までを考えた水分コントロール、酸味の使いかた、食感の計算など、できたての料理とは違う「お弁当のおいしさ」を考え抜いた内容です。
(メニュー担当:C-Blueより「カンテサンス 」岸田周三シェフ)
Chefs for the Blueが選んだ
今日のサステナブル・シーフード
・富山湾しろえび倶楽部のしろえび: 富山湾の宝石、深海に生きるしろえび。新湊漁港の「富山湾しろえび倶楽部」は、“持続可能な漁業”を掲げる漁師のグループが取り組む海の未来を見据えたプロジェクトです。乱獲につながる漁獲競争を避けるため、全員の水揚げ金額を集めて(=プールして)各船に均等に分配する“プール制”を導入。富山県の水産研究所とタッグを組み、科学的なエビデンスをもとに資源量を把握し、漁期には日々全船の水揚げ量を調整しながら操業しています。
公式ウェブサイト:https://shiroebiclub.net
・和歌山 ヤマサ脇口水産のビンチョウマグロ: 那智勝浦のヤマサ脇口水産が延縄(はえなわ)漁で漁獲・販売するビンチョウマグロ(ビンナガ)。日本人が食べる数種類のマグロのほとんどが激減しているなか、現在十分に数が残っているのはビンチョウマグロのみとされています。なかでもヤマサ脇口水産では、エコな漁法のひとつとして知られるはえ縄漁にこだわり、さらに2017年からは漁業の持続可能性を引き上げる漁業改善プロジェクト(FIP)に取り組んでいます。
公式ウェブサイト:https://maguro-yamasa.com
・ベトナムのブラックタイガー海老: ベトナム南部、マングローブの森に囲まれた湖で育てられたブラックタイガー海老です。抗生物質などはもちろん餌も与えず、自然環境のなかで育てる循環型養殖は環境に負荷をあたえにくく、生産者は水産養殖のエコラベルASC認証を取得しています。