最前線で闘う医療チームにシェフの“おいしい”を届けよう

Smile Food Project – スマイルフードプロジェクト

5月18日(火)~23日(土)のお弁当

                                  (撮影:福尾美雪)

アララガマ農園のビーチパインとオリヴィアポークのトルティーヤ
FIPビンチョウマグロのコンフィ 赤パプリカとカボチャのグレック
たっぷりのハーブとエディブルフラワーのサラダ
銀座いちご倶楽部のレッドパールとトマトのガスパチョ 足赤海老を合わせて
太田さんのアマゾンカカオとバナナのムース クランブル添え

 

今回のメニューの中心は、西表島「アララガマ農園」のビーチパイン。とびきり美味しいパインでシェフ達に大人気のこの農家さんは、コロナ禍で大変な状況下、プロジェクト趣旨に感銘を受けたと連絡をくださり、旬のパインを大量にご供与下さったのでした。「パイナップルに合わせて、そして現場の皆さまに明るい気分になっていただきたくて、南国のイメージでまとめました」と松本シェフ。豚肉にはカリビアンスタイルのスパイスで下味をつけ、パインとフロマージュブランで和えたコールスローとともにトルティーヤで巻いています。ビンチョウマグロのコンフィには、柑橘の風味を加えた野菜を添え、アマゾンのフェアトレードカカオはバナナと一緒に香り高いムースに仕立てました。

「アララガマ」とは、宮古島の方言で「不屈の精神」を意味するのだそうです。美味しいパイナップルとともに、シェフたちの心からのエールを最前線に送ります。
                    (メニュー担当:C-Blueより「ラペ」松本一平シェフ)

Chefs for the Blueが選んだ
今日のサステナブル・シーフード

今回は、和歌山県・那智勝浦のヤマサ脇口水産が延縄(はえなわ)漁で漁獲・販売するビンチョウマグロ(ビンナガ)。日本人が食べる数種類のマグロのほとんどが激減しているなか、現在十分に数が残っているのはビンチョウマグロのみとされています(近海本まぐろとして知られる太平洋クロマグロの親魚量は、1960年頃の約17万トンが2016年には2万1千トンまで落ち込んでいます)。なかでもヤマサ脇口水産では、エコな漁法のひとつとして知られる延縄漁にこだわり、2017年から漁業の持続可能性を引き上げるプロジェクト(FIP/漁業改善プロジェクト)に取り組んでいます。