最前線で闘う医療チームにシェフの“おいしい”を届けよう

Smile Food Project – スマイルフードプロジェクト

4月6日(月) きっかけはSNS

みなさま、はじめまして。新型コロナウイルスの猛威と最前線で闘ってくださっている医療機関の方々に、シェフのおいしいお弁当で感謝と応援を届けるプロジェクト、Smile Food Projectの事務局(のひとり)、広報担当の佐々木ひろこです。少し後追いになりますが、プロジェクト日誌をブログのかたちでアップしていきますね。

病院へのお弁当に添えるアイシングクッキー。デザインは三種類あります。(撮影:小澤亮)

まずはプロジェクト開始のきっかけについて。時はさかのぼり、コロナ禍が日本でも本格的に吹き荒れはじめた3月末のことです。各メディアが医療現場の過酷な現状を伝えるなか、海洋資源の持続的な利用を目指す料理人ネットワーク、「Chefs for the Blue(シェフス・フォー・ザ・ブルー)」のメンバー数人のあいだでは、欧米で先行するシェフの病院差し入れ活動が話題になっていました。

“すばらしい活動だよね。これ、日本でもできないかな”
“営業自粛で自分たちも辛いけど、、、”
”でも、それでも何かしたいよね”

4月6日、フランスで働く日本人シェフが地元の病院に差し入れをしているというニュースを目にしたメンバーのひとり、東京・北参道のフレンチレストラン「シンシア」の石井真介シェフが、SNS(フェイスブック)上に投稿として書きこみます。

“フランスで日本人シェフ達もがんばっている。命がけで働いてくれている人達に何かしたい!”

そのポストにすぐさま反応したのが、石井シェフとは旧知であり、東京でレストランやケータリング事業を展開する「サイタブリア」の代表、石田聡さんでした。

“僕もそれ、考えていたんだよ。ケータリング用のキッチンも使える。一緒にやろう!”

そして、ほぼ同時に広告会社「NKB」の寺田裕史さんからも全面サポートの意思表示があり、なんと数時間内に三社の合同チームが編成されます。今後の実行の可能性や役割分担の方法を探るため、その2日後に全体ミーティングを行うことが決まったのです。渦中にいた私もびっくりの、ものすごい急展開でした。さて、その後の経緯は次回に、、、

感謝をこめて。

見上げるといつもの空、青い空。深呼吸して、前を向こう。(撮影:福尾美雪)