最前線で闘う医療チームにシェフの“おいしい”を届けよう

Smile Food Project – スマイルフードプロジェクト

6月1日(月)~5日(金)のお弁当

(撮影:鈴木泰介)

喜界島産クルマエビ&苫前産FIPミズダコの中華風チリソース ナッツをアクセントに
ザーサイと胡瓜、大根の和え物
大山若鶏と青菜の油淋鶏 薬味甘酢ソース添え
豚そぼろ肉餡掛けオイスターソース風味と炒り卵ごはん
長野県野口さんから届いた農薬米
干し椎茸と春雨の中華風コンソメスープ

新規罹患者の数が減少し、緊急事態宣言は5月25日に解除されました。ですが依然、医療機関のひっ迫した状況は続いているようです。長引くコロナ対応に、現場の疲弊が心配ですね。

今週のメインディッシュ、チリソース炒めに使ったのは、疲労回復成分(タウリン)の多いミズタコと、ビタミン・ミネラルバランス抜群の立派なクルマエビ。この二種類が「慈華」の人気メニュー、スペシャリテのチリソースをまとった姿はなんとも豪華です。みんなが大好きな油淋鶏も、きちんと下味を含ませ、ジューシーに仕上げたプロ仕様。そぼろ餡をかけた炒り卵ご飯はほっとする味わい、胡瓜や大根、きくらげも箸が止まらない名脇役なんです。今週もシェフたちが心を込めて作るお弁当、皆さんに楽しんでいただけますように。

(メニュー担当:「サイタブリア・フードラボ」より奥田祐也シェフ、
C-Blueより「慈華」田村亮介シェフ)

Chefs for the Blueが選んだ
今日のサステナブル・シーフード

世界最大のタコであるミズダコは、日本では東北地方以北に生息する冷たい海のタコ。今週使用したのは、北海道の日本海側北部に位置する苫前町産です。「樽流し漁」という海にやさしい伝統漁法をつかうミズタコ漁師、小笠原宏一さんが送ってくださいました。小笠原さんは2019年から苫前でFIP(漁業改善プロジェクト)を推進中で、水産試験場や研究機関、コンサルティングファーム等に協力を仰ぎながら、持続可能な漁業にチャレンジしています。