最前線で闘う医療チームにシェフの“おいしい”を届けよう

Smile Food Project – スマイルフードプロジェクト

4月20日(月)のお弁当

Smile Food Project

(撮影:木村拓)

和歌山県龍神村“るあん”小澤さんの豆腐と鯉沼さんの仙台牛の麻婆豆腐
大山鶏と高農園野菜のバンバンジーサラダ
”さかな人”長谷川さんの鰤 XO醤蓮の葉包み蒸し
おいしいザーサイ
あらやしき農園 魚沼産コシヒカリのごはん
土佐ジローの卵と干貝柱フカヒレスープ
長野の苺杏仁豆腐

本日のメニューを担当した田村シェフと川田シェフがともに修業した、今はなき「麻布長江」の看板料理のひとつが麻婆豆腐。医食同源の思想のもと、「がつんと元気の出る」この麻婆豆腐を、大豆の味わい濃い豆腐と仙台牛を使い久々の二人のコラボで作りました。

他には、フレッシュな野菜をたくさんとり合わせたバンバンジーサラダ。蓮の葉包み蒸しは下味をつけた鰤(ぶり)と焼きナス、XO醤で調味した春雨、黄ニラなどを層にして蒸し上げた御馳走です。じっくりと煮出した鶏だしに干貝柱のだしを合わせた滋味たっぷりのスープに流したのは、放し飼い飼育の土佐ジロー(鶏)が産んだ栄養満点の卵。とろんとなめらかでクリーミーな杏仁豆腐には、旬のいちごをソースに仕立ててのせました。

(メニュー担当:C-Blueより「慈華」田村亮介シェフ、
「茶禅華」川田智也シェフ)

Chefs for the Blueが選んだ
今日のサステナブル・シーフード

多くの魚が激減の一途にある日本の海で、鰤(ぶり)は数がたくさん残っているとされています。さらに今日の鰤は、神奈川県長井港で仲買人として魚を買いつける長谷川大樹さんが届けてくれたもの。一流の技術で一尾一尾をていねいに処理した長谷川さんの魚たちは、数あるレストランからも引く手あまた。漁師から高く買いつけ、さらに付加価値をつけて高く売るという正の連鎖を自らつくり出しながら、日本の漁業者が苦しみ続けている「薄利多売」の現実、そしてその先にある「乱獲」を止めようと訴え続けています。